横転した戦車

横転した戦車

横転した戦車は、ずさんな計画とさらにひどい実行を物語る陰惨な戒めであり、同様に老朽化した鉄道を使って古びた錆びついた戦車を移動しようとした試みの末に生じた事故だ。戦車が横転して中身を周囲の土地にぶちまけたとき、適切な廃棄物処理の専門家がいなかったため、地元の人々は事故現場を迂回する道を作るしか選択肢がなかった。かつて巨大だった有毒化学物質の水たまりはほとんど干上がっているが、大地は焼け焦げて不毛のまま、景観に恒久的な傷跡を残している。鼻をつく緑色の煙は今も空気中に漂い、その災害を強く思い起こさせる。通りかかる旅人はその煙が肺を刺す感覚と、忘れ去られた悲劇への不安をどうしても感じずにはいられない。